収納や棚がほしいとき、自宅でお目当ての場所の寸法を測って、メモしたあとホームセンターや100均へ見に行くことは多いと思います。
すぎちゃんの家でもあるあるなことです。ある時、お嫁様から、ダイソン掃除の収納方法の相談を受けました。ダイソンがめっちゃ好きで、毎週ホコリ取ってますから、大活躍なんですよね。でも保管方法はというと、壁に穴を開けたくなかったので専用のカチャッていうやつは使わずに、床に直置きしていました。それを、スタイリッシュに収納したいとのオーダーを受けました。
色々悩んだあげく、ホームセンターでみつけたものがイレクターパイプです。最近のホームセンターには、次の写真のような、イレクターパイプ専用コーナーが設けられている所が多いです。
イレクターパイプとは、矢崎化工株式会社さんが販売するDIYに最適な組立材料の商品名です。スチールのパイプにプラスティックをコーティングしたもので、太さは直径28ミリ、42ミリのものがあります。ほとんど、使うのは28ミリなので、専用のジョイントも28ミリに対応したものが販売されています。
イレクターパイプの良さはなんといっても、大掛かりな設備や機械が必要なく、簡単な手回しで切断でき、さらにパイプ同士を接続するジョイントも専用の部品があるため、誰でも見栄え良く、しかも好きなように組み立てができるのが特徴です。
すぎちゃんはこんな道具を使って、回すこと数十回。あ、少し手は痛いですよ。豆できそうなやつです。休みながらやれば特に問題ありません。刃を入れる場所だけ、油性のホワイトマーカーで印をしておくとわかりやすいです。
ぐるぐるぐるぐる・・・・・
ぐるぐるぐるぐる・・・・・
(途中)「あ~手がいてえ」(少しだけですよ)
ぐるぐるぐるぐ・・・・・
ホラ、簡単にパキッと割れます。
ジョイントを使って接続したいときは、サンアローというイレクターパイプ専用の接着液を使います。溶剤なのでちょっとくさいのでウッドデッキで作業します。
注入はこんな感じです。わかりにくいですね。イレクターパイプとジョイントの隙間に液を注入します。最初は入れすぎますが、慣れたら簡単です。ただ、液が強力なので、そして溶剤なので屋外で作業することをおすすめします。すいません、この写真はジョイントではなくてアウターキャップですね。注入している様子だけ。すぐに乾きますよ。
さて、ダイソンスタンドの仕上がりはこんな感じです。スタイリッシュ・・・ではないかもしれませんが、思っていたより、わりとすっきり収まったなとは思っています。
で、これにダイソン専用のカチャっていうやつを付けて。これ名前なんていうんでしょう。本来は壁にネジを打ち込むらしいのですが、それが嫌な人はスタンドを使うしかありません。すぎちゃんの家はネジNGなので(嫁ルール)、自作のスタンドになったわけです。もちろん、自作しなくても買えますよ。
気になる裏側、足元はこんな感じ。イレクターパイプを固定するための部品もあるんですね。ここに接着液を使えばもう絶対にこれ外れないです。
これを作るのに買い物、木の切断含めて約3時間です。費用はイレクターパイプとビスで2,500円程度でできました。(接着液や切断する道具は元々持っていました。)
注意点としては、ビスの長さだけ気をつけました。長めのを使うと、木を突き破ります。あらかじめ測っておく必要がありますね。
ダイソンがきちんと自立して保管できるようになり、床に直置きすることはなくなりました。いかがでしょうか。イレクターパイプってサイズも自由に決められて、ジョイントの種類が本当に豊富なので、自由度が高いです。しかも簡単できれいに仕上がります。みなさんも、ぜひ一度「DIY」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
すぎちゃん