わたくし、とっても寒がりなんです。そして冷え性です。
真冬の海で釣りなんて・・・・そりゃあきついですけど、ちゃんと防寒対策をすれば全然大丈夫です!
三重県ってわりと温暖な気候なんですが、真冬は普通に氷点下になることもありますし、寒いのはやっぱり寒い!通勤中に震えていると、身体が固まってしまうのか・・どうも肩こりやいろんなところへの負荷が出てきます。
僕は釣りが大好きなのですが、釣りと言えば早朝や夜に、風の冷たい突堤や場合によっては海の上をフィールドとすることもあります。
厳しい真冬の釣りですが、“ある点”に注意するだけで、防寒対策はしっかりできると思いますので、ぜひ寒がりの方、最後まで読んでいただいて一緒に快適な釣りライフを送りましょう!
- 釣りの寒さ対策もこれでばっちり!ポイントは「組み合わせ」と「順番」
- 汗をコントロール!最重要なインナーセレクト
- 中間着(ミドラー)で空気の層を暖める
- アウターの役割は防水と防風
- 仕組みを理解すれば着ぶくれせずに真冬も快適
- 手首・足首・首の保温
釣りの寒さ対策もこれでばっちり!ポイントは「組み合わせ」と「順番」
読んで字のごとく、服の組み合わせと着る順番です。これが本当に大事なんです!
暖かそうな服だけを重ねて着ても、確かに暖かいかもしれません。でもそのうち、中で汗をかきますよね。経験ありませんか?冬なのに汗!しかもそれが冷えて寒い💦
僕は寒空のもとで仕事にいくとき、ヒートテック2枚重ねていた時期がありました。寒いからもう1枚着ちゃえ!って感じだったんですが、屋内では暑いんですよね。そうすると汗をかきます。その汗が防寒を考える上では曲者です。
汗をコントロール!最重要なインナーセレクト
汗がなぜ曲者なのか?それは水分だからです。水は蒸発して水蒸気になりますよね。服が濡れると、蒸発するときに気化熱が必要となるため、身体の体温が奪われます。
登山やアウトドアの鉄則で、「濡れない」「濡らさない」ということがあります。真冬の服装ではまずこのことを意識する必要があります。
ではどういうインナーがいいのか?
吸汗速乾性のあるインナーがベストです。
逆にNGは?と聞かれるとコットン(綿)インナーです。
コットンは保水性が高く、寒い冬にはあまり適しません。ましてや、アウトドアで登山などをする方はもってのほか・・・冬山で残念ながら犠牲になる方の多くがコットンインナーであることも研究でわかっています。(逆に夏はコットンが気持ちいいと思います)
インナーは結構、釣具屋さんでも安く売られていたりします。ユニクロの超極暖でもいいと思いますし、そんなお金をかけなくてもいいところかなと個人的には感じています。
上下セットで購入しても数千円だったりします。高いのはもっとしますけどね、釣りはお財布に厳しいのでなるべく安く済ませたいところです!
中間着(ミドラー)で空気の層を暖める
中間着という定義がよくわからないですね。アウトドアでは、インナーとアウターの間に中間着というものを着ます。いわゆる空気の層を作るための服です。なぜ空気の層を作るのか?答えは簡単で、空気は断熱性に優れ、比熱が小さいからです。つまり、暖まりにくいけれど冷めにくい。ひとたび空気が暖まることによって、保温性を確保できるというものです。
「ダウンジャケットは中に着る」ということを聞いたことはありませんか?ユニクロのウルトラライトのダウンベストなんかはそうですよね。かく言うわたしも、もっと「モコっとした」ダウンがよくて、こんなペラペラのダウンで本当に暖かいのか?って思っていました。
あれは中に着るもんなんですね。インナーダウンです。インナーが保水していなければ、身体からは熱が放射されます。それでダウンの空気の層を暖める・・という仕組みですね。暖まることで、その空気の性質である「冷めにくい」を実現するわけです。フリースやウールのセーターなんかも中間着としていいですね。
大切なのは順番で、これを一番上に着ないことです。雨や風のせいですぐ冷えちゃいますから。冷えたら今度は「暖まりにくい」ですよ。
中間着として最もオススメなのが電熱ベストですね。電気のパワーでダウンの中にある空気層を直接暖める・・素晴らしい。この商品のように、3段くらい温度調節ができるタイプのものをオススメします。ずっと使ってると暑くなってきますので、調節機能は必須です。
アウターの役割は防水と防風
インナーで汗をコントロール(ベタつかせない)し、中間着で空気を暖めるという話をしました。アウターはどうでしょうか?
アウターの役割は防水と防風です。水に濡れないことは本当に大切で、登山でも特に濡れることを防ぐことに神経を使います。低体温症の原因となるからです。
風ですが、風速1mで体感温度が1℃下がるということをご存知でしょうか。天気予報で「冬型の気圧配置です」と言っている日みたいに、昨日より気温が下がるうえに風まで強い時は、体感では気温以上に寒く感じるはずです。風速5mで5℃体感が下がるわけですから。
でも、それならばアウターで風を防げばよいわけです。アウターは撥水性と防風・防寒機能で選択しましょう。
ちなみに僕はワークマンのイージスシリーズのレインウェアを使っています。雨具なので撥水性、防風はバッチリですし、裏起毛で防寒タイプのものもあります。
ワークマン、ガチでオススメです。安いし。
仕組みを理解すれば着ぶくれせずに真冬も快適
アウトドアでは「インナー・中間着・アウター」の着こなし方をします。
特にインナーが汗でベタベタしないこと、断熱性の高い中間着を意識して、その上には風や水を通しにくい素材のアウターを着る。
これだけで真冬も快適に外を歩けるはずです。釣りは夜がメインなので半端なく寒いです!しかし、くそ寒がりな自分ですらこれで乗り切っていますので、「組み合わせ」と「順番」を意識してみると上手く防寒ができると思います。
手首・足首・首の保温
これは有名な話ですよね。三首を温める。ということです。首には大動脈やリンパ節があるため、ここを温めることで血行がよくなります。
また、手首は指先の対策ですよね。手がかじかんで字が書けない・・・そんなときは手首で温めましょう。これも血流ですね。
足首は、心臓から離れているため、血流が滞りやすいです。ここを温めることで全身が暖かく感じられます。
「足を濡らさない」これもアウトドアで鉄則です。足元は大切ですね。足元が濡れると気持ち悪いだけでなく、疲れも増します。これは足首が冷えてしまうことに起因していると思います。
服装の仕組みを知ってしまえば、夏は逆に保水性の高い服だと涼しいかなあ・・とか、これまで「何となく」デザインやおしゃれだけで着こなしていた服装が機能的になりますね。
自分はとにかく寒がりなので、真冬に釣りをするのは少し億劫なのですが、冬は断然夜のほうが釣れるので最強装備で行くようにしています。
真冬の服装ポイントは「組み合わせ」と「順番」です。ぜひ、「汗が残らないインナー」「断熱性の高い中間着」「防水・防風のアウター」の組み合わせ、順番を意識して寒い冬を乗り切りましょう!