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【家庭の備え】南海トラフ地震はいつ起こる?一番危ない県は?

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東日本大震災から10年が経過しました。未だ、震災からの復興途中であり、福島第一原発事故により県外へ避難している方は約28,000人(2021年3月時点)にのぼります。

 

それに、まだまだ余震も発生しています。先日の福島県沖での震度6強の地震もその余震とされています。それくらい、あの地震の規模は凄まじいエネルギーだったとゆうことです。

 

先日、仙台市の男性のコメントで、「まちは復興しても、心の復興にはほど遠い」と涙ながらに語られているのが印象的でした。 

 

すぎちゃんは被災地には行きましたが、三重県に住んでいるため、普段はそこまで意識することはないんですが、3.11の追悼式の映像を見るたび、震災で両親や、あるいはこどもを亡くした遺族の方のお話を聞くと、込み上げてくるものがあります。

 

現地の方と話をすると、みなさんそれぞれに心の奥には深い悲しみがあって、でも前を向こうとされている様子が伝わってきます。

 

私たち被災地外の人間にとっては、『被災地を忘れない』思いを持ち続け、次の防災対策に生かしていく必要があると思います。

 

今回は、発生するとその経済損失額の大きさから、“国難”とも揶揄される「南海トラフ地震」について、特に小さなお子さんをもつパパママ世代の皆さんにお伝えしたいことがあります。

 

南海トラフ地震の発生確率

南海トラフ地震ってよく聞きますが、その国難級のやばい地震はどれくらいの確率的なリスクがあるのでしょうか?

国が発表している数字としては、30年以内に発生する確率は70〜80%とされています。

 

前も書きましたが、30年間で交通事故で負傷する確率が約24%です。結構、事故で負傷する確率って高くないですか?それでも確率にすると4人に1人です。

 

もうひとつイメージしましょうか。天気予報で「明日は降水確率80%の見込みです」と言われたら、皆さんはいかがですか?80%って・・・もうそりゃ雨ほぼ確定ですよ。

 

それぐらい、80%はほぼ起こるんだという認識が必要ですよね。

 

いつ起こるのか?

30年以内の発生確率ですから、当然いつ起こるかなんて分かりません。南海トラフ地震は唯一もしかしたら何らかの前兆を捉えることができるかもしれないとは言われていますが、自然のすることなので分かりません。

 

身もふたもない答えになってしまいますので、もう少し補足しますと、

 

南海トラフ沿いのプレート境界で発生した過去の地震を振り返ると、概ね100年から150年の周期で繰り返し発生していることがわかっています。

 

南海トラフ沿いで発生する地震は大きく3つに分類され、静岡県駿河湾から内陸にかけて発生するとされる東海地震紀伊半島沖から遠州灘にかけての東南海地震、四国沖から日向灘沖にかけての南海地震、この3つです。

 

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(引用:内閣府資料より)
 

直近の地震で言うと、東海地震安政東海地震(M8.4)まで遡り、実に160年以上発生していないことになります。

 

東南海、南海地震は1944年、1946年に発生していますので、まだ90年に満たないくらいですが、それでも近い将来発生することが予想できますよね。それに、東海地震が引き金になって、東南海、南海が発生する可能性もあります。

 

いつ起こるのか?と聞かれたら、正解はわからないけど、来なければ来ないほどその確率は高まっていくということです。このプレート境界で起こる地震はそのメカニズム上、必ず繰り返し起こりますから。

 

どの県が一番危ないのか?

国は南海トラフ地震対策を進めるため、強化地域等の指定はしていますが、このほかに、「重点受援県」というものを指定しています。

 

ちょっと聞き慣れない言葉ですね。

 

これは、南海トラフ地震が発生したら、必ず支援や人の応援が必要になるであろう県を、国が指定しています。

 

それは、静岡県、愛知県、三重県和歌山県徳島県香川県高知県愛媛県大分県、宮崎県の10県です。

 

三重県もちゃんと入っていますね…。

 

この中で、最も死者数が多いと想定されているのが静岡県です。

静岡県がやられると、ある物が不足する可能性があります。

 

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それは、トイレットペーパーです。

南海トラフに備えるのであれば、トイレットペーパーの備蓄は絶対に欠かせません。静岡が生産の4割を占めるからです。

 

家庭での地震対策の記事はこちら。

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阪神淡路大震災 × 東日本大震災南海トラフ地震

地震の規模は、阪神と東日本の中間くらいか?もしくは東日本と同等・・とも言われていますが、恐ろしいのはその発生場所です。

 

南海トラフ地震というと、遠くの海底で発生すると思われがちですが、想定震源域は陸地にも及びますので、阪神みたいな直下型地震の揺れもあるかもしれないと言われています。

 

東日本大震災は実はそこまで地震被害がたくさん報告されているわけではなく、被害のほとんどは津波によるものです。

 

しかし、南海トラフ地震になると、直下型の性質もありますので、地震被害もかなり多くなる上、津波でもやられます。地震対策をしっかりとしていないと、津波から逃げるどころか、家具が転倒して怪我をする、そして家から出られないということになるでしょう。

 

 家具の転倒防止対策ならこちらの記事もお読み下さい。

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家具転倒防止をしておけば、家具が倒れるリスクが大幅に減らせますし、逃げる時間を稼ぐことができます。

 

 

 

正しく恐れることが防災対策の掟

南海トラフ地震について、とても怖い地震が高い確率で発生しようとしているよっていうことをお伝えしました。「じゃあ、どうしたらええねん?」って言いたくなると思います。

 

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大切なのは、災害をイメージすること。ここにこれを置いたらどうなるかな?ここで津波が来たらどこに逃げようか?など、災害をしっかりとイメージすること。そのためには災害を知ることが必要です。

 

自分たち現役世代もそうですが、子供たちの時代には絶対に発生すると断言できます。その時、未曾有の大災害となるでしょう。

南海トラフ地震の死者は23万人と言われています。東日本の10倍以上です。

 

3.11の報道や番組をみて、東日本の教訓を忘れず、自分たちにできることをやっておこうと改めて思いました。

 

普段から防災グッズを持ち歩きましょう。 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。関連記事もぜひお読みください!

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