久しぶりの投稿です。今日は少し、すぎちゃんの内面を知ることになるでしょう。笑
そして、内向的で少しコミュニケーションが苦手な方に共感を与えられたらいいなと思って書きます。
というのも、2021年4月から別の部署に異動し、全く違う環境で全く違う仕事をするようになりました。
これまでは少人数の部署で、しかも個室、経験年数は8年でした。
完全にこうなると「主」ですよね。快適な環境で、自分のやりたいことも出来た、そんな幸せな環境で仕事ができていました。
4月からは税金の徴収(いわば滞納整理)の部署で、大人数、それもお客さんがたくさんくるような。銀行のようなイメージです。たくさん社員もいる環境に放り込まれました。
たくさん人がいる〜!!こんな大所帯で仕事ができるだろうか・・・
だいぶ馴れてきましたが、最初は戸惑いの連続でした。もともと、内向的で少し引っ込み思案な性格なので、孤立していると感じると「あ〜今自分殻に閉じこもっているな」と感じることもありました。
異動してすぐなんて仕事わからないじゃないですか。仕事も誰も教えてくれないんですよ。そもそも、専属でついてくれる人もいないので、やりながら分からなければ聞いて、自分で覚えていかないといけない環境です。
もともと、大勢の人の前では貝になってしまうすぎちゃんにとっては、しんどい環境でした。
異動してすぐに感じたストレス
異動してすぐに直面することは何でしょうか。転職にも言えると思いますが、やはりその組織独自のルールがあることだと思います。
例えば、金融機関に働いていて別の支店に異動になったとします。当然、その支店ならではのやり方や慣習があると思います。もちろん、大きな仕事の流れは同じですが。
なぜかというと、どの組織にも「ボス」的な存在の社員が必ずいます。単に所属長や課長というポジション的なBOSSではなく、いわゆる「エース」。中心人物です。中心的な社員、職員のやり方がその部署独自のルールに反映されている可能性があります。
そうなると、同じことをやるにしても、前部署のやり方が通用しなかったりする可能性があります。
そういった、アウェー環境での独自ルールに悩まされることがあると思います。
すぎちゃんの場合、スケジュール管理や共有に最初馴れませんでした。前部署では会社共通のシステムで全員がスケジュール管理していましたが、今の部署はそれに入力はせず、なぜか独自のエクセルでスケジュール共有しています。そこに入力しておかないと予定として把握されません。
また、前部署にはなかった「お昼当番」というものがあります。これはお客様が多いサービス業なんかでは当たり前ですよね。前部署は個室で、お客様もそれほど多くなかったのでそんなものはありませんでした。
細かいことですが、こうした異動先でも独自ルールというのは新しく入ってきた社員、職員に違和感や場合によってはストレスを与えるものです。(もちろん、全く感じない方もいると思います。)
異動して気づいた「内向的」な自分への悩み
すぎちゃんはもともとシャイなことには気づいていました。大勢の中に入ると、自分からはなかなか話しかけることができません。
初対面の人には何を話していいかわからなくて、気を遣ってしまいます。気を遣いすぎて何話したらいいかわからないというか。
店員さんにすら気を遣ってしまうのでわりと重症だと思いますが。
こんな性格の人間が、これまでの「少人数」・「個室」・「自分が一番経験豊富」の三拍子揃った超快適な職場から一転、「大広間」・「大人数」・「仕事わけわからん」ところへ異動になったわけです。
まわりの職員さんは忙しそうにしているので、気を遣ってわからないところを聞けないこともあります。そうなると仕事でも孤立してしまい、殻に閉じこもってしまうことになります。
お昼休みに、ずっとその部署で仕事している職員さんたちが談笑している輪に入ることもできません。
自分でもはっきりと気づいてしまいました。
「あ、俺これ内向的な性格してるわ」と。
まわりに馴染めなくて、溶け込むことがしんどい日々が続きました。最初の頃は仕事もわからないので、まわりは忙しそうにしているけれど、自分だけ孤立していることもありました。
「繊細さん」という本を先日、本屋で見つけました。わりと当てはまることも多かったです。内向的・繊細な性格の方にとって、コミュニケーションってストレスです。
でも組織って人間関係が本当に大切だし。そんな組織では生きづらいなあと感じるものです。もう少し楽になればいいのに。
何とかこの局面を打開するには
でも、当然のことながら仕事は一人でできるものではありません。(組織にいる以上は)
いろいろな局面で協力しあわなければできない仕事もあると思います。
それに、いつまでも馴染めないままだと心理的なストレスも相当大きくなって、仕事に行きたくない日々が続きます。精神衛生上も全く良くないですよね。
どうしたらいいか、考えました。でも、馴染むためには、自分の殻を破るしかない。
そもそも、馴染めない理由の1つは、前職場のイメージが1つの殻となっているわけです。前職場のやり方がここでは通用しないんだ・・・と。
本当にできる人はどんな環境に置かれてもやってしまいます。馴染むのも早い。適応能力が高い人だと思います。
右も左もわからない新たな職場では、前の職場の常識ややり方を頭から全て一掃したほうが、案外馴染むのが早くなります。いち早くそこの部署のルールを学ぶ。仕事内容は二の次。まずはルールを学び、実行することで馴染むことに専念する。前部署のやり方にとらわれず、こういうやり方もあるんだ!とむしろ感銘を受けてみる。
コミュニケーション力が不足していて、そういう問題じゃない!っていう方もいると思います。わたしも、実際にはそうです。
大勢の中では「貝」ですから。
そういう人は、人が少ない時間帯を狙うといいと思います。例えば勤務終了後、多くの職員が帰宅につく頃、残っている職員がいれば、いろいろと聞いてみます。例え年下であっても、丁寧にお願いする。「お忙しいところ申し訳ないのですが・・・」から入れば、嫌がる人はそういません。
専属で指導係がついてくれてたらその人に聞いてもいいですね。役職が下でも、その部署で長い職員さんはやはり頼れる存在ですから、そこを利用しない手はありません。
すぎちゃんも、勤務終了後に聞きやすい雰囲気の時にたくさん聞きまくって、徐々に味方というか・・(敵じゃないんですけどね)聞きやすい人を増やしていきました。
1対1、2対1くらいならコミュニケーションができるので。
また、人間観察や聞こえてくるやり取りの中から、キーマンを把握する。絶対にキーマンを味方につける。中心人物の考え方や仕事のやり方はその部署に大きな影響を与えている可能性が高く、キーマンの仕事のやり方、話していることをよく観察する。これもその組織に馴染む上でとても大切なことだと思います。
まとめ
こうして、徐々に小さなコミュニケーションから組織のルールや仕事を学び、キーマンを抑えることで人間関係や仕事を徐々に広げていくことで馴染んでいくと思います。
すぎちゃんも、1ヶ月近く経過してようやく馴染んできた気がします。
積み重ねはとても大事だと思います。
1対1とか、小さなレベルで、聞きやすい雰囲気の時に全て聞き出すくらいのつもりで。もちろん、その方への御礼の言葉も忘れずに。
何を聞き出すか。その部署のルール、人間関係、仕事の中身です。コミュニケーションをとっていく中で、自然と個人的なことも話せるようになっていくと思います。
なかなか、仕事中はピリピリしているときもあると思うので、勤務終了後、早く帰りたい気持ちを抑えつつ、今からがチャンス!と思って、積極的に話しかけてみましょう。
仕事の話から入るといいと思いますよ。「今日みえたあのお客さんへの対応の件ですが・・」「この書類にかいてある◯◯という言葉の意味なんですが・・」仕事のことなら聞き出しやすいですよね。
まだまだ、1ヶ月足らずなのでこれからですが、何とか、180度がらりと雰囲気の異なる部署へ、内向的な自分でも異動し、少しずつですが馴染むことができました。
ここでさらにパワハラやモラハラ・・なんかがあると話は別です。幸いそういう人はいなかったのが救いですが。
内向的な人や繊細な人にも、共感できる仕事でのシーンとかについて、これからも書いて行けたらなって思います。