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すぎちゃんねる

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【子供の命を守ろう】今すぐやるべき家庭の地震対策まとめ

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令和3年2月13日、福島県沖でマグニチュード7.3の大きな地震が発生しました。すぎちゃんは防災を専門に仕事をしていますので、こういう災害のニュースをみるたび、いつか必ず起こりうる南海トラフ地震への備えを強化する必要があると思っています。

 

災害が発生すると必ず問題になる点はいくつか共通しています。今日は災害が起こると世の中がどうなって、そのためには家庭で何をやるべきなのか、地震対策の全般的なお話をまとめて書いてみます。それぞれの細かい話も追って書いていきますね。

 

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ライフラインの停止

水害でも地震でも必ず発生するのがこのライフライン(電気、水道、ガス)の停止です。特に電気は倒木や建物の倒壊などで電線が切れて停電することが主な原因です。また、需要と供給のバランスが崩れることや、発電所の設備機器の故障なども停電の原因になります。

 

また、水道にも影響が出ます。水源地で作られた水はポンプの力を使って運ばれます。マンションや商業施設にある受水槽もそうです。停電したら断水もセットになる可能性があります。

 

 ガスはどうでしょうか。ガスも機器によりますが、乾電池を電源とするガスコンロは使えるかもしれません。それでも、大きな地震の場合はガス管に影響があると供給停止になる可能性があります。

 

トイレが使えない

特に大きな地震の後は水が出なくなるので、当然トイレは使えなくなります。

 

恐怖ですよね。お風呂に貯まってた水を流してみたら流れた!というケースもあるかもしれませんが、これは絶対にやめましょう。

 

排水管が故障しているとどこで漏水するか分からない上、詰まらせてしまうとさらに復旧が長引く恐れもあります。

 

特にアパートやマンションでは下の階の住人に被害をもたらす可能性があります。実際に下階の住民が上階の住人のトイレの排水が原因で家財の買い替えや修繕をよぎなくされたケースは過去にも起こっています。

 

こうなるとれっきとした損害賠償請求であるため、地震保険でも補償の対象外となります。こういったトラブルにつながりかねないことはあらかじめ押さえておく必要があるでしょう。

 

物流の停止

地震が発生すると当たり前ですが道路にも影響が出ます。

 

東日本大震災の教訓を受けて道路啓開オペレーション計画といって、いつまでに道路を通れるようにする、という計画はありますが、それでも本格的に物流が再開できるのは早くても震災から4日目以降だと思ってください。それまでは緊急車両が優先です。当

 

然、コンビニやスーパーから食料品はなくなりますし、停電したからといって、乾電池やランタンを購入するのは容易ではありません。また、ガソリンスタンドも長蛇の列になります。

  

 ガソリンスタンドの災害時の機能についての記事はこちらをお読みください。

sugichanel.com

 

 

避難所は劣悪な環境

東日本大震災以降、ユニバーサルな部分を含め、避難所の対策はかなり進みました。それでも、やはり元々は学校の体育館。断熱性能は無いに等しいくらい夏は暑く、冬は寒い。

 

さらに新型コロナウィルスをはじめ、ノロウィルスなど、感染症のリスクも非常に高いです。トイレも長蛇の列になりますよね。行かなくていいのであれば、行かない方がいい場所です。

 

在宅で生活できるのであれば、物資や情報を受け取りに行くために避難所に通うことはあるかもしれませんが。

 

今のうちにしておくべきこと

いつ起こるかわからない地震のために、家庭でしておくべきことをまとめます。

 

大きく分類して次の7点について、一度点検をしてみてください。

  

1.災害に強い家にする

2.家具の転倒防止

3.災害用備蓄品の準備

4.地震保険への加入

5.ガソリンのこまめな補充

6.家族防災会議

7.家族防災訓練

 

 

 それぞれの細かい各論は次回以降に委ねるとして、今回は全般的なことを書いていきます。

 

 

災害に強い家にする

築40年以上が経過している家は特に要注意です。地震が起こると、昭和56年5月以前の木造住宅に被害が集中します。

 

どこの自治体でも、耐震診断をしてくれますし、自治体によっては無料なのでぜひ受診してください。ほぼ、倒壊の危険があるまたは高いという結果になりますが。

 

耐震補強工事をするためには非常にお金がかかりますが、家の中でもどこらへんが危ないとか、そういったことも教えてくれることがあります。耐震補強工事やそれに伴う設計に補助金を出す自治体もたくさんあります。

 

家具の転倒防止

住宅の耐震補強工事はプリウスが1台買えるくらいの金額がかかります。経済的な理由ですぐに着手できない方も多いでしょう。

 

そんな方でも、家具の転倒防止はやりましょう。最近は壁に穴を開けずに転倒防止する方法も沢山あります。固定も無理なら、せめて配置を変える、家具も高さも低いものに変える、食器棚は重たいお皿を上に置かないなど、工夫できるところは沢山ありますよね。

 

特に寝ているときは人間一番無防備ですので、家具が倒れてこないように配置を変える(寝室には大きな家具を置かない)ことも検討しましょう。

 

また、テレビや電子レンジといった家電には耐震粘着マットも販売されていますので、ぜひ固定しておきましょう。

 

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非常持ち出し品の準備

これは家庭によって必要なものは異なります。乳児がいる家庭では粉ミルクや哺乳瓶、ストローなんかも用意しておくべきですし、人によっては常備薬や保険証、おくすり手帳のコピーなんかもあると安心です。

 

食糧は7日分必要ですが、最近の非常食はアルファ化米で1食あたりおよそ350円なので、家族4人分ともなるとすごく費用がかかります。しかも期限があるため、備蓄といっても実は結構なコストになってきます。おまけに、期限を迎えてしまったときに、食べるのが地味に大変です。

  

というわけで、発想の転換をします。

 

ポイントはあなたの家庭で「1週間買い物に行かずに生活できますか?」というところです。レトルト食品や乾麺、お米といったものはあると思います。要は調理する手段があれば、1週間くらい買い物にいかずとも生活できると思います。

 

すぎちゃんは、冷蔵庫が空になることもあるので、2日分は非常食を蓄えています。あとの5日は冷蔵庫の中身や麺類で乗り切ろうと考えています。

 

そのためには、普段から買い物を多めに書いましょう。冷蔵庫の中が半分になったら買い足します。そうやって、普段食べながら備蓄を考えるやり方が「ローリング・ストック法」という方法です。

 

普段食べているものを災害時にも食べることで、震災後のストレス緩和にも繋がります。

 

でも、そのためにはカセットコンロ(ガスの代わり)とカセットボンベ、水は最低限備蓄しておきましょう。

 

 

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地震保険への加入

火災保険はみなさん必ず入っていますが、地震保険の加入率は約7割と着実あがっているものの、まだまだ低いといえます。

 

地震が原因で火災を起こした場合、火災保険は適用されません。地震保険は年末調整で保険料控除もできますし、ぜひ加入しておきましょう。

 

地震で家が全壊したとき、あなたは再建しますか?建替する場合でも、自治体からもらえる支援金はたったの300万円です。頭金にしかなりません。経済的な負担もありますが、地震発生確率に対してリスクが大きすぎるので、ぜひ加入しましょう。

 

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ガソリンのこまめな補充

これも抜けがちですが大切なことです。災害時にはガソリンは命をつなぐ燃料になります。

 

なぜなら、最近は車中泊避難というスタイルもあります。

 

平成28年熊本地震震度7地震が2回発生し、建物の中には怖くていられない人が続出しました。もちろん、車中泊エコノミークラス症候群や持病の悪化といった色々なリスクも伴います。それでも、感染症リスクもある中で、密集した劣悪な体育館でいるよりはまだマシかもしれません。

 

すぎちゃんは、ガソリンが半分になったら補充するようにしています。

 

家族防災会議

すぎちゃんの家庭は4人家族。昼間はこどもたちは学校、自分と妻はそれぞれの職場にいます。そこで地震が発生したらどうなるでしょうか。

 

特にこどもは学校の避難誘導に委ねる部分はありますが、連絡手段がないので最初はこどもが無事かどうかすらわからないでしょう。そのため、例えば避難場所である○○小学校に集合する、とか、必ず災害伝言ダイヤルに登録する、といったルールが必要になると思います。

 

あらかじめ、そういった、災害時はこうしよう、と家族で話し合っておくことが非常に大切だと思います。

 

家族防災訓練

最後に、家庭内でも訓練はしておくことをおすすめします。

 

具体的には、食事しているときや寝ている時にどうやって身を守るかイメージし、部屋の中で安全な場所にいないときはすぐに頭を守る行動を取らなくてはなりません。緊急地震速報の音を実際にYouTube等で聴いてみる、あるいは流してみるなどして、その音が鳴ったら身体が自動的に動くようにしておきましょう。

 

なぜなら、あの音に人間はとっさに反応しません。正常性バイアスといって、まさか巨大地震なはずがない。という勝手な解釈を頭の中でしてしまうのです。スーパーで火災報知器が突然鳴ったらすぐに外へ飛び出しますか?ほとんどの人は火災報知器が鳴るという異常事態に対して、身体が動かなくなると思います。緊急地震速報も同じです。これは訓練しかありません。

 

ちなみに、この記事のアイキャッチ画像。タイトル横のやつです。こどもたちが机の下にもぐっている、地震避難訓練でやるやつですが、この体制はダメです。真似しないでください。机の下で身を守るときは、机の脚を必ず持ってください。揺れで机が動くので、この体制ではだめです。家族で訓練するときも、必ずここは押さえてくださいね。

 

いかがでしたか?少し堅いお話になってしまいましたね。

 

でも、いまあげた内容について、家庭内での防災対策をいちど点検してみてはいかがでしょうか。後回しにしがちな防災対策。小さなお子さんがいる家庭は特にそうですが、この先、こどもが巨大地震に遭遇する確率は極めて高いです。きちんと、こんなときはどうする?と話しておくことも親の役目だと思っています。

 

今後は、このブログでももっと各論について細かく書いていきたいと思います。